昨年、VOW愛読者の方々にとって重大ニュースだったのがみなもと太郎大先生の訃報ではないでしょうか。これを読むまでは、ある成年向け漫画雑誌の表紙を描いてた人としか認識のなかった私に、投稿ネタさながらのセンスのある下ネタ、『ホモホモ7』がいかに名作かなど、みなもと先生に対する知見が開くきっかけとなり、マンガ図書館Zで発表された『宝暦治水伝 波闘』という名作に出会えました。なお、そのサイトではみなもと先生の他に相原コージやムロタニ・ツネ象などVOWに所縁のある漫画家の漫画がたくさん読めます（ステマ）。（沖縄県／勇者リョウさん・40歳・男）
次は、『VOW王国 ヘンな新聞』の紹介だよ……。ムロタニ・ツネ象さん！
ちょっと小さめのVOW1巻を母の影響で読みました。発売されたのもけっこう前だから古めのネタ多め。今も多いけど。赤ちゃんボックスのくだりは笑うｗ 校則の流氷は腹抱えて笑った……その影響か知らんが最近祖母と話が弾みます。（大阪府／この歳で投稿した人俺だけ？・12歳・男）
投稿人の言っている「ちょっと小さめのVOW１巻」って、これのこと？ なにしろもう40年くらいやっているもんで、昔のことがうやむやになっているのよ、VOW総本部。間違っていたら、続報求む。
なんといっても「いい汁かこう」の巻としてあまりにも名著な『VOW7（バウセブン）』ですが、個人的にはこの巻で大活躍の投稿選考主任クリフハンガー梅氏がぼくの友人なので、特に思い入れ深い一冊です。なお、クリフハンガー梅氏は現在イラストレーターとして活躍中なので、何かいい仕事ありましたら依頼してあげてください（笑）。（東京都／南洋男・男）
クリフハンガー梅！ いたなー、VOW総本部にいた頃、仕事をした別の出版社の編集者に誘われたのに「友達が会社を始めて、どうしてもそこに入らないといけなくて」と意味不明のウソをついて辞め、その出版社があまりにVOW総本部に近かったため、転職したあとすぐそのウソがバレた男！ みなさん、けっして仕事を発注してはいけません！（笑）
ＶＯＷ歴十余年、初めて自分の投稿作品が連載されたというので急いで購入。1188円(税込)也。30年という歴史の重みが315ページを構成していることを実感した。「いや、愉快々々」の頃から今尚受け継がれる不死身の笑い。第7章を読めば、はらわた紳士、シャウト姉ちゃん、サイモンガー&ファンクル、じぬんをぐろぐろ……etc.が走馬灯の様に思い出される。“シーラ･イーストン”を見て「あの頃オレは青春を……」と涙を流した者もいることだろう。紫綬褒章作家しりあがり寿大先生の豪華書下ろしも必読。（東京都／永井科寅・18歳・男）
18歳にしてＶＯＷ歴十余年って、天才少年か!! いや、そうでもないか（笑）。学校などで仲間外れにされていなかったか心配だ。
恐らく唯一の黒い表紙が新鮮なＶＯＷ。「東北に福岡県」「教育アカデ」「チューチューしたい中学教師」……「日本は終了」を実感しました。もう、お先真っ暗。「高感度抜群の加藤夏希さん」がその名の通り私の希望。（大阪府／仙人掌書店・36歳・男）
投稿人のコメントを説明しようとするとまた全ページ読み直さないといけないので、ここは、『ＶＯＷ18』にはルーシー・リュー（ｆｒｏｍ『キル・ビル』）が「貼っちまいな！」と言わなかったとか言ってないとかいう噂の“名作ＶＯＷネタシールｍｉｎｉ”が付いているということだけを言っておきましょう。
なんといっても、一番面白いのはこの1巻目だと思うのです。最近の、DTPによってデザインが洗練された誌面もアリなのですが、すき間なく濃厚なネタがぎゅっと詰め込まれた1巻目の『VOW』は、まさに「不死身の笑い」として、いつまでも面白い1冊としてあり続けると思います。ひとつ残念なのは、本文の紙の質がなんだかなんで劣化が深刻なところで……。質の良い紙で再刊してはもらえないものでしょうか？（神奈川県／たけお・女）
「世界最高のセクシーミュージシャン シーラ・イーストン」には、二代目総本部長のオレも腹ワタよじれたもんなあ。「もんた＆よしのり」とか。ちなみに『ＶＯＷ』は、紙も新たに復刻発売されています。もう売り切れ？ どうなんですか、宝島社ＶＯＷ担当ヤブちゃん？
確認しましたところ、『ＶＯＷ 現代下世話大全―まちのヘンなモノ大カタログ』は現在のところ、ザイ……コ……ギレと言われてしまいました。たいへん申し訳ございません。（宝島社ＶＯＷ担当ヤブ）
赤い物見て動かぬは木仏金仏石仏！ ……私が初めて買ったＶＯＷ。「人生（終）」「死んじまやあ何もかも帳消しだい シェークスピア」「ベンツごくらく号」「土手にそびえる仏壇塔」……生死についていろいろ考えさせられた。（大阪府／仙人掌書店・36歳・男）
「わきわきて、神軍」「チンゲ＆トリップス」、そして“大槻賢二（17歳）”のメン募も思い出そうとしても忘れられないですね。『ＶＯＷ２』の発売は1989年。投稿人は小学生で、横チン出していた頃でしょうか。
帯にはヤケになってるとしか思えない（投稿人談）「ラ－ンメ亭」。ひとつ気になったのは高知からの投稿の「キャンディーズ？」と「人間ドッ”グ”」に対する総本部長の辛辣なコメント。当時、高知と何かあったのですか？（大阪府／仙人掌書店・36歳・男）
「そんなコメントしてたっけ」と『ＶＯＷ８』を巻頭からチェック。「ねーぞ、そんなの」と思っていたら、２点とも最後の最後の章に載ってたよ。ちなみに、総本部長は一度たりとも辛辣なコメントなどしたことはありません。あれは、高知が（まあ四国全体だけど）いまだコンビニ化していない、素晴らしきニッポンの秘境だということを述べているのです。
15年ほど前だったでしょうか、ブレザー制服の学生だった私がはじめてまるまる読破したＶＯＷがこの一冊。鯉のぼりの大賞やファイヤーブレスの警官でゲラゲラ笑い、地味ながら「ビデオ屋deゴザール」なるネーミングは余りのくだらなさに今でもたまに思い出します。そうでした、「酒屋建設」は母の地元にあります。まあ、見たことはないですが、呑んでるでしょうね。ウィーッ。（北海道／3110・32歳・男）
すっかり忘れてたなー、鯉のぼりの大賞。鯉のぼりを描くコンクールの大賞、77歳無職男性の作品が、あまりに衝撃的な構図!! うははははは、“転脳”か。「酒屋建設」のコメントは、ウィーと酒を飲みながら（←たぶん）、中島らもさんが書いてくれました。
なんなんでしょう、小募集。たぶんひかえめな性格なんだと思いますが、とにかく、何巻出ているのか数えるのも大変なＶＯＷ単行本の感想を、ネタと同様のスタイルで送ってください（ネタと同様の投稿フォーム、もしくはvow-master@tkj.jpまで）。カバー画像はこちらで用意するので、コメントだけでＯＫ。「『街の大爆笑百科バウ！』、あいかわらず面白いです。ただ投稿選考補佐ミヤタさんのネタがちょっと多すぎかなと思います。悪いんですけど、あんまり面白くない気がします……」って、これはａｍａｚｏｎ“ずー”さんの優しいカスタマーレビューですね。こんな感じでよろしく。好きなネタなど挙げつつ、どれくらい笑ったかなども記してくれるとナイス。ちなみに、あれ以来ミヤタはセルフ投稿をまるでしなくなりました。
